健康な体づくりに必要なポイントと具体的な運動法


忙しくて食生活が偏ったり、ゆっくり眠れない日が続いたりすると、体の不調を感じることはありませんか。整った生活習慣は、健康な体づくりに欠かせません。

生活習慣病を予防し、健やかな毎日を送るためには、運動・心の健康・食生活・睡眠に気を配ることが大切です。
今回の記事では、健康な体づくりに役立つ生活習慣のポイントを紹介します。

 

 

1.健康な体づくりには身体活動&運動習慣が大切

 

2013年に、より健康的な体づくりを達成するためのツールとして、厚生労働省が発表したのが「健康づくりのための身体活動基準2013」です。

このガイドラインでは運動の強さを「メッツ」という単位で表し、年齢別の活動量、運動量の基準値を記載しています。なお、座っている状態などの安静時を1メッツとし、安静時と比較して身体活動が何倍のエネルギー消費量になるかを示した数値になります。

 

健康寿命を延ばすためには、毎日10分多く体を動かす意識が大切です。大きな歩幅で速く歩く、自転車で移動するなど、体を動かすチャンスは生活のなかに多くあります。

プラス10分の運動で、健康な体づくりにつなげましょう。

また、筋肉を伸ばすストレッチは怪我や肩こり、腰痛などの予防につながります。例えば、次のようなストレッチを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

・全身のストレッチ 

1.足を肩幅ほどに開きます。
2.つま先立ちしつつ、両手の指を組んだまま腕を上にまっすぐ伸ばす動作を数回繰り返します。

 

・腰のストレッチ 

1.仰向けに寝転び膝を曲げます。
2.両膝を抱え、胸に引き寄せる動作を数回繰り返します。

 

・足のストレッチ 

1.足を前後に大きく開きます。
2.後ろ足のかかとが浮かないように注意しつつ、前に出した足の膝を曲げましょう。
3.片側だけではなく、両方の筋肉を交互に3~4回伸ばすようにストレッチします。定期的な運動で、適正体重をキープすることも大切です。適正体重は次の式で計算できます。
適正体重を大幅に超えると、生活習慣病につながりかねません。一方でやせすぎも体には良くないため、自分の身長に合った体重を知り、維持して健康づくりにつなげましょう。